”アロハ・ヴァイブス”という名前は、ハワイ語で「愛」や「慈悲」を意味する”アロハ(ALOHA)”とジャマイカを発祥とするレゲエで使われる「揺れ響く」という意味の”ヴァイブス(VIBES)”を合わせたものということで、氏のレゲエとハワイに対する想いが伝わります。
“自由である事、自然の一部である事”をテーマに活動を続ける氏にとって、強い結びつきを持つレゲエとハワイの象徴をモチーフとして反映したのがこの作品の特徴ですが、神像やライオン、抱き合う男女といった図柄の中にある”JAHLOHA”という言葉もそのひとつ。
やはりジャマイカを起源とするラスタファリズムの「神」を意味する”ジャー(JAH)”と、先ほども紹介したハワイ語で「愛」や「慈悲」を意味する”アロハ(ALOHA)”を繋げた造語だそうですが、「神の愛、慈悲」を意味する言葉として、一言で表現しているのが魅力的ですよね。
設定されているカラーは、オフホワイト、ネイビー、ワインの3色。どれもが、実に鮮やかな発色になっているので全てのカラーを揃えたくなりますが、込められたテーマを知った上でどれかひとつを選ぶとしたら、その時の自分の心境が選択に大きく影響する気がしませんか?